発展を続けるフィリピンが抱える深刻な貧困問題とは

高橋ゆづきです。

 

私は現在、
フィリピンに来ています。

 

ビジネスのことももちろんですが、
今回はスラム街に住んでいたり、
施設で生活する子供たちに
服や雑貨など届けに行きます。

 

想像出来ないと思いますが、
家賃が払えなくて家がない人たちは、
お墓の上に住んでいる人たちもいるんです。

かつては、
「アジアの中でも特に貧しい国」と
言われたフィリピンですが、

 

昨年の12月時点で人口1億490万人と
世界でも第12位の数字となっています。

 

2000年には7600万人程度の人口だったのですが、
少子高齢化、人口が減少していくという問題を抱える
日本とは違ってフィリピンの人口は急速に増加しており、

 

2025年~2030年には日本の人口を抜く
という予想もされています。

 

経済状況を見てみると、
2017年度のフィリピンの一人あたりのGDPが、
約2,988米ドルまで上昇しています。

 

一般的にこの数値が3,000ドルを
超えると近代化を迎えたと言われており、
家電製品や家具の売れ行き益々向上することでしょう。

 

現在の経済成長率を織り込むと、
これからフィリピンの経済は更なる発展が予想される
とても楽しみな国だと感じています。

 

そんな発展を続けるフィリピンですが・・・

 

進む経済化とは対照的に
貧困層が拡大している現状があるんです。

 

フィリピンの中心街にはショッピングモールや
高級ホテル、豪華なマンション群が並んでいますが、

 

街から少し離れれば排水設備も整っていない道や
簡素な家が多く見られます。

 

実際に向上する経済状況に比べ、
国民の資産にあまり反映されていない
といった状況があり、

 

どんなに経済が上向いたとしても、
貧困層は貧しいまま、貧富の格差はなくならない
という現状がフィリピンにはあるのです。

 

 

人口増加が加速するフィリピンにおいて、
個人の資産が増えないということはその家庭で暮らす
子ども達に大きな影響が及んでおり、

 

冒頭でお伝えしたように、
お墓生活している子ども達が現在も多くいて、

 

実際にその環境を目の当たりにしたことで、
より一層厳しい状況があることを実感しました。

 

そんな環境で暮らす子ども達が
どのような生活を送っているのかというと、

 

食事も適切に摂ることも出来ないため、
学校に通うことを諦め、兄弟や家族のために
ゴミを拾ってお金を稼ぐ子どももいます。

 

そうした生活を続けていると、
十分な教育を受けることが出来ず、
就職することも難しいでしょう。

 

フィリピンは国として、
この仕組みを変えていかないと
貧困層の生活は今後も続いてしまいます。

 

違う国のこうした現状は、
なかなかスポットライトが当たらず、
知らない方も多いです。

 

しかし、
私たち大人のちょっとした支援が、
子ども達を救えるキッカケにも繋がります。

 

私としても、
フィリピンに限らず様々な国で
困っている人たちへの支援を心がけています。

 

自己犠牲なく誰かを救えることが
ビジネスとして出来たら良いなと思っているので、
その気持ちで事業を拡大していきたいと思っています。