パクりは悪じゃない!イノベーションを生み出す思考の持ち方

こんにちは、
高橋ゆづきです。

 

前回に引き続き、
お隣の国、中国についてのお話をしたいと思います。

 

近年の中国は、
動画配信アプリ等をビジネスに繋げている
とお伝えしましたが、

 

ご存知の方もいらっしゃる通り、
中国ではFacebookもTwitterも、
YouTubeも、Instagramも基本的には
使用することが出来ません。

 

ではなぜ、
中国でここまで独自の動画アプリが発展したのか?

 

これには、政府が長い間国策として
「海外のサービスやコンテンツを遮断していること」が
大きく影響していていると思います。

 

この事実を知る人は、数年前まで、
中国に対して「海外サービスが使えないゆえにITが遅れている」
というイメージを持っていたかもしれません。

 

私もFacebookやInstagramなど、
SNSを利用して情報発信を行なっていますので、

 

こんなに便利なSNSや、
YouTubeなどの楽しいサービスが使えないなんて、
かわいそうとさえ思っていました。

 

しかし、中国国内では、
テクノロジー系スタートアップが
どんどん誕生していたんですね。

 

オリジナリティあふれるアプリや
サービスが次々生み出されていたんです。

 

数年前までは、
「中国が日本の◯◯をパクっている」
というニュースが報道されたり、

 

「大量生産はできるが品質が悪い」
といったイメージが強く残っているかと思います。

 

しかし、
現在の中国は違います。

 

品質やデザインにも力を入れ、
世界の有名ブランドとも渡り合うような
企業も出てきているんですよね。

 

こうした発展のスピードや、
ビジネスの進め方には中国と日本で
大きな思考の差があると感じます。

 

たとえば近年話題となっている
AI技術の発展で取ってみると、

 

中国だと「AIで便利になる。チャンスが来た」
という思考になりますが、

 

日本だと「AIに仕事が奪われる」と
マイナスに受け取ってしまう傾向があると思います。

 

とくにイノベーションや「一発逆転」を狙うなら、
中国人の野心的な部分は取り入れていってもいいのだと思います。

 

もっと新しいものや変化を受け入れて、
貪欲に行動することも大切ですよね。

 

そして、もうひとつ大きな差として感じるのが、
中国では「パクリはリスペクトの証」という思想があること。

 

つまり、
真似することは悪いことではないんですよね。

 

真似る側も「良い」と思ったから取り入れる訳で、
もちろん誰でも簡単に真似できる仕組みではないと思います。

 

真似された側もリスペクトを感じ取るという感性は、
日本人にはあまり無いもので、この文化はすごくいいことだと思っています。

 

また業界全体のアップデートにも繋がりますよね。

 

ただ日本だと、まだまだそのやり方をマネしたり、
アップデートしたりする人は少ないと思います。

 

素晴らしい成功事例を「その人だけのもの」にしてしまうのって、
すごくもったいないことではないでしょうか?

 

パクるのはダサい。

 

そうではなく、
もっとポジティブに捉えて考えてみて下さい。

 

世の中には真似から入って、
更に素晴らしい商品やサービスが溢れていますよ。